6月23、24日。
東京の仙台戦に合わせて行ってきました、仙台宮城旅行。
どうも仙台にはいい思い出がないのですが、今回も…
まあ観光も少ししましたから…全然つまんなかったわけでもない。
しかし、23日はかろうじて降らなかったけど、24日はしっかり雨。
雨男雨女夫婦だからしゃーない。気温も低く、だから仙台は冷たい…
ともかく大宮から東北新幹線やまびこで
昼頃仙台着。
以前瑞鳳殿とか青葉城跡とか伊達政宗公像とか愛宕神社とかは行ったので、試合前の時間、宮城県美術館へ行きました。
地下鉄東西線国際センター下車、東北大学の美しい並木道を歩くとすぐ。
この日は特別展示横山崋山展の最終日。
横山崋山、江戸時代後期の京都の絵師。
曾我蕭白を学び、岸駒に入門、呉春に私淑して影響を受けながら、どの流派にも属さず自由に描いたそうです。
曾我蕭白はともかく、岸駒も呉春もよく知らないけど。
ただいろんな画風の絵があるけど、楽しんで描いたような作品が多いように感じました。
これが若い頃描いた蝦蟇仙人。蕭白の作品と並んでいました。
比べると、蕭白ほど不自然でもアクが強くもない…ということらしいけど、この足はエラシコか?
美人があり、多くの酔っ払い(中国の仙人とか文人画とか)あり、いたずらな子どもたち(唐子)あり、山水画あり。
その中でもすごいのが、祇園祭礼図巻。
祇園祭の行列を一つ一つ詳細に描いているだけでなく、人物もリアルに描かれています。この絵をもとに、失われていた山鉾が再現されるそうです。
これは晩年の花鳥画。すでに近代日本画のようです。ミケがかわいい。
この横山崋山展、作品数も多くて見応えがありました。
せっかくだから常設展も見たのですが、これもまたなかなかの見応え。
宮城県、侮るべからず。というか、試合も完敗だったから、へい、すんません、尻尾を巻いて帰ります、明日。
シーレとウィーン世紀末展、クレーとカンディンスキー1900〜1910、日本の近現代絵画展など。
エゴン・シーレと、クリムト、ウィーン分離派のポスターや作品。シーレの作品は、目を止めずにはいられないけど見るのが辛いような…
クレーの作品は初期というか、あの「クレー」になる前の作品が多いようですが、それはそれで面白く、「力学値のつりあい」のようなクレーっぽく良い絵もあります。
カンディンスキーの3作品が並んでいるのも面白く、やはりいろんな作品が見られます。
日本の近現代の絵にも良い作品が。
もう術中にはまってしまう感じだけど松本竣介の2作品、好きな人は必見です。つい哀切な思いで見てしまう。中村彝の大原美術館のとは少し違った自画像とか、大沼かねよというわたしは知らなかった人の「シューズクリーニングショップ」という油絵の大作も、どんな画家だったのだろうと想像を掻き立てられます。
気がつくともうそろそろホテルに戻って、スタジアムへ行かなきゃいけない時間に。
思ったよりずっと見応えがありました。
で、お弁当を買って。
良かったのはここまでね。
このへんで見ました。
試合は、もう仙台渡辺監督の策にずっぽりはまり、どんならん。
サイドの出来も悪く、室屋も雑だったし、リョウヤも上がった裏を取られて何度も危なくなり、そうこうするうちに失点。
こっちはシュートまで行くことも少なく、攻撃の形はほとんど見られず、だったら無失点でいけばよかった、というかわたしはそこに少し期待していたのだけど、前からの守備がはまらなかったし、サイドの攻防にも負けて、2失点で終わった。
今季最悪の試合で、ポジティブな要素がほとんどなかった。
サンホには期待していたのだけど…もっと思い切ってやればよかった、失敗してももっと強引でも良かったように思います。
というわけで、ガッカリしてホテルに戻り、勝ったらホテルのバーでなんか飲み食い、というのもボツ。ホテルに近いファミマで、お菓子と飲み物を買って…そしたら、ファミマにはそんな東京サポが何人もいました。
水曜日のホームセレッソ戦も内容はとても勝ったようではなかったので、心配していましたが、結局心配はその通りになってしまった。
そして、今週水曜日26日の2ndlegセレッソ戦はターンオーバーで引き分けたので、これは嬉しいけど、明日のリーグ戦はどうか、また別の話しのような…
と、ブログが引っ越してもネガティブ思考は変わらないワタクシなのでした。
仙台宮城旅行は続く。
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