というわけで、ノエスタに辿り着きました。
ビジター自由席のすぐ隣の指定席。
コーナーの上。
4試合も勝利から遠ざかっているので、ともかく勝ちたい。
試合を見ながら、思ったのは、内容より勝利、とかよく言うけど、内容が良いことがやはり勝利に結びつく。
内容は悪いけど勝った、という試合もありますし、内容は良かったのに負けたという試合もあるけど、良い内容が勝利に結びつきやすいし、その方がその後にも続くと思う。
この日の東京は、代表帰りが5人も(リーグ戦的には不公平)いたこともあり、インターナショナルマッチウィークで2週間ほど空いたこともあり、健太さんにしては珍しくメンバーを変えてきました。
これが、当たり。
永井ケンちゃんをベンチに、ディエゴのワントップ気味で、高萩がFW登録でディエゴの下にいるような関係。サイドがタマと東で、真ん中にケントと、アルトゥール・シルバがリーグ戦初スタメン。
あとは同じ、ブラジルで2試合フル出場した剛も、タジキスタンに行って帰ってきた室屋も、モリゲ、ジェソク、林。
アルについては、シーズンはじめのうちは何したいんだかよくわからない人、という印象が、ルヴァン杯で、なかなか良い、おみそれしやした、と思ったのでした。
蘇我夫は初めから彼を評価して、面白いと言ってたので、蘇我夫の見立てが正しかったようです。
アルは12キロも走り回り、終盤さすがに疲れていましたが、ボール奪取も、持ちすぎることなく出すパスもクロスも良く、そして誰もがびっくりした左からのミドルシュート。
中断期間中にいい準備ができていたのだと思います。
アルは本当にようやくフィットしたきたようです。
しかし、この日のMOMはやはり先制点の高萩。
アルのボール奪取から、高萩がヘッドでつなぎ、東が神戸DFと競り合いながらパスを出し、受けた高萩がシュート。ポストに当たって、やれ嬉しや、内側に跳ね返り、ゴール。
きれいというよりちょっとばかり◯ンタイなプレーが重なって、神戸DFを翻弄した。
東の粘りの折り返しも、素晴らしい。
そして2点目がスローインから、アルのミドルシュート。新加入の挨拶で、シュートも得意だと言っていたけど、ようやく片鱗が見えたのかも。
試合後のインタビューも疲れ切って見えましたが、謙虚な良い人らしい印象でした。
神戸にイニエスタがいなかったのは助かったとは思いますが、個々の選手のクオリティーは高い。
ビジャやサンペールだけでなく、日本人選手も。
特に、古橋はとても鋭いシュートがあるし、東京も何度か打たせてしまっていましたが、どれもいいシュートでした。
蘇我夫はDAZN見ながら「岐阜が今、かわいそうなんだから帰ってやればいいのに〜」と、古橋について言ってました。そんなことして、ジェフより勝ち点取ったら困るんじゃ…
2点さっさと取ったし、高萩が、神戸のボールの出所であるサンペールに守備ではくっついているし、攻撃ではその横を使うし、で、イライラさせて、前半のうちにお引き取りいただく。
交代で入った小川の方がいやだったけど、足が早い選手には、モリゲも剛もほとんど負けない。
前半の途中から神戸がポゼッションを高めてきましたが、それならカウンターがあるということで、
ケントがボールを出して自陣から走り、受けたディエゴが、うちの12歳サッカー少年憧れのエラシコで神戸DFをかわしてパス、ずっと走っていたケントが泥臭く押し込んで3点目。
オシャレなディエゴと、迫力あるケントで獲ったゴールでした。
で、もう試合決まっちゃった…
わけではないですよ、神戸はここまで50点も取っているんですって。
このところクリーンシートが少ない東京としては、3点でも安心できない。
神戸は後半、ポルディを入れてきてから、攻撃が活性化して、ハラハラする場面が増えました。
ポルディは稼働率悪いけど、出ると確実に仕事しますね。
東京としては非常に捕まえにくいポジショニングで、ボールを受けて出す、指示も出すものだから、すっかり神戸ペースになってしまいました。
こっちは東京サイドのコーナー上で見てるから、前半のゴールシーンも、押し込まれた後半も、たいがいあっち側でやってるから、遠くてよく見えないシーンが多かった。後半も攻めてほしかったな〜
ただ、ディエゴがスルーパスに抜け出たシーンには沸きましたけど。
結局またもCKから、こちらもリーグ戦初出場だったオマリなるドイツ人をフリーにして、失点してしまいました。
3点とっといてよかった〜1点差になったらどうだったか。
ここでイニエスタいなくてよかった〜
しかし、決定的なシュートも、林がセーブし、高萩がライン上でヘッドでクリアして、なんとか防ぎました。
個々の場面では、セイムロヤと酒井ゴートクのマッチアップも面白かったし、剛が速さにも高さにもよく対応していたことも良かったし、森重のロングフィードも良かったです。
タマにもゴールのチャンスがあったけど、決まらなかった…でも、FKはタマが一番安定していいボールを入れていると思います。
終盤の見所は、マコとウッチーのボールキープでした。
これはわたしのすぐ下でやっていたから、ウッチーの股抜きもよく見えました。
短い出場時間でしたが、必要な役目をよくこなしたと思います。できれば、サイドにも出さずに頑張ってほしかったな…
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、東京の選手の多くが膝に手をついていたから、どれほどタフな試合だったかわかります。
特に日程的にもきつかった代表組は大変だったでしょう。
それでも剛やケントは元気でした。ケントのぶんもアルが走っていたとも言えるかもしれません。
いつもの2トップ頼みではなく、1点目のようなショートカウンターで相手を崩して奪ったゴールは、1点以上の価値があるように思います。
3点とも違う形で(2点目のアルのゴールはそういつもはできないと思うけど)、特に前半は楽しかった。
久ぶりに歌うユルネバ。
剛が◯゛ラジャー(正式名知りません)みたいなのだけなのは、古橋とユニを交換したからのようです。
アルのシャーは撮り損なった…これは、シャーの後、ゴール裏をバックに写真を撮っているところ。
努力が報われたのでしょう。
アルの活躍は、残りの試合に向けて期待を持たせてくれました。
アウェイ8連戦、残り2試合。
ジュビロ戦には行く予定。
その後ホームだから安心、ということはない。残留のかかる湘南、味スタをホームかと思っているらしい嫌な赤が相手です。
そして、最終戦がアウェイでマリ。あ〜こんな巡り合わせとは。
ともかく、そんな心配ができるためには、アウェイ連戦の残り2試合を勝たなくては。
それから、ホーム試合と最終戦の心配をしましょう。
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